病院で使われていた戸棚のリメイク

病院で使われていたらしい、小さい吊り戸棚です。鍵がかかるようになっていて、薬品等の収納に使われていたそうです。以前にリペアした机と同じで、一昔前まではよく見かけた物なのだとか。

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元々は白い塗装だったのを、中途半端に剥がして諦めた様です。その後数年間、暖かくて乾燥した地下室に放置されていました。地下室は湿気でカビが生えるような環境よりは、もちろん乾燥している方が良いのですが、木にとってはハードな環境には違いありません。写真ではよく分かりませんが、木はけっこう傷んでいて、歪みも出ています。

中はこんな感じです。溝にガラスの棚板が入ります。左右で棚板の高さが違います。
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うちにこの戸棚が来たのは去年の10月頃ですが、少し作業を始めただけで、しばらくそのまま部屋の隅に転がっていました。今年に入って、いい加減なんとかせねばと思い、ボチボチと作業を再開しました。

まずは、乾燥して剥がれてきている部分を接着し直します。
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当初は、元の塗装を全て落として木目を全て出そうと考えていたのですが、思ったより木の傷みがひどく、塗装を落としきれないので諦めました。

それでも、次の塗装のために、デコボコ部分をパテ埋めして、サンドペーパーで表面を平らにします。下地処理は大事なので、かなり丁寧にやります。時間が空いている時に少しずつ作業したので、この作業だけで延々と数週間かかりましたが・・・。

そして最後に色を塗って、金具をつけて、ようやく完成しましたっ!
吊り戸棚2

鍵穴の金具はもう1個あって、左側の扉にもダミーで付くようになっています。無くても構わない気がしていますが、どうでしょう?

色は外側はブルー、内側は白にしました。洗面所で使うことを考えています。
吊り戸棚1

こんな小さな戸棚なのに、やたら時間がかかってしまいました。途中、水性塗料を買ったつもりが、ウレタン塗料で、しかも塗り始めてから気づくという、かなりあり得ないミスをしたりもしました。気づいた瞬間に、笑っちゃいました。というか、もう笑うしかない状況で。

塗料の缶のデザインがほとんど同じだったのですよ〜! 普通だったらよく見て買うのですが、直前に同じ水性塗料を買っていたので、水性塗料だと思い込みました。結局、そのままウレタン塗料でやり通しました・・・。

とにかく古い家具のリペアには、時間がかかります。特にこの戸棚のような簡単な作りの物だったら、リペアをするよりも、木を買ってきて、新しく同じ様な物を作った方が手っ取り早いです。

でも、古いものを蘇らせるのには、やはり特別な喜びがあります。

関連記事:
・ 木製の靴箱
・ 色を塗ってリメイク

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掃除機のヘッドの修理

次の修理は、掃除機の先っぽの部分です。ヘッドとかノズルとかいうのでしょうか。

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小さい車輪がついていますね。これが外れてしまうのです。車輪の軸が関節部の軸になっているので、外れると掃除機がかけられません。掃除機をかけている途中で外れるので、かなりイライラします

ちなみに、この掃除機は、8年ぐらい前に超安売りで30ユーロぐらいで買いました。ただでさえ安い物だったのに、在庫売り尽くしのセール品で更に値下げされていました。交換部品のヘッドを買っても、却って高くつきそうです。(当時はこんなに長くドイツに住むと思っていなかったので、短期滞在のために安い掃除機を買えたのが、すごく嬉しかったのを覚えています。)

車輪の部分はこうなっています。細い鉄バネで止まっています。このバネが摩耗して、軸が車輪から抜けるようになったわけです。

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まずは、このバネを切り詰めて、軸が当たる位置を変えてしばらく使っていました。数カ月はそれで大丈夫だったのですが、やはり摩耗して、またタイヤが外れるようになってしまいました。針金クリップで代用しようと試してみましたが、クリップの材は弱すぎました。

しかし、そもそも、車輪をこんな止め方するのが変ですよね。製品を作る際に、こういう設計をしてしまうのが理解できないのですが・・・。ドイツで安物を買うと、けっこうな確率でこんな驚きの構造の物に出会います。ドイツ人は機械製品は得意なはずなのですがねぇ。

・・・と嘆いていても仕方ないので、解決策を考えます。よ〜く考えてみれば、こんな車輪は不要です。関節が繋がってさえいれば良いので、軸だけで十分です。

そういう訳で、軸を入れなおすことにしました。軸の太さはM5です。M5でこの長さのボルトは売っていなかったので、コレを買ってきました。ネジが切ってある棒です。ドイツ語でGewindestangeといいます。1mで2.19ユーロでした。

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コレを必要な長さに切って、セルフロックナットで両端を固定して出来上がりです!あっという間に終わりました!

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見た目は変かもしれませんが、ようやくイライラせずに掃除機をかけられるようになりましたよ〜!!!


物が壊れたとき、こんな風にまずは修理することを考えます。ドイツに来てからドイツ人の影響で身についた習慣ですが、ふと気がついてみると、周囲のドイツ人よりも修理をしているみたいです。元々工作好きなので、ハマったのだと思います。

ちなみに、古い掃除機や洗濯機の動きが弱くなってきたり、火花が飛び散ったりしたら、大抵はモーターのカーボンブラシ(Kohlebürste)が摩耗しています。これを交換するだけで、けっこう復活しますよ。新しい製品を買う前に試してみる価値はあります。

自分で交換するのが不安だったら、ドイツの場合、洗濯機などの家電製品を修理してくれる店があちこちにあるので、頼むと良いかもしれません。

関連記事:
・ ブラインドの修理の仕方
・ 譜面台の修理
・ 洗濯機の水漏れ

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譜面台の修理

ここのところ、物の修理をすることが妙に多く、自由時間はブログではなく、主にそちらに使われていました。

まずはこれ↓譜面台のパーツです。楽譜を載せる部分と支柱を繋ぐ部分です。
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実は私、趣味でブラス・オーケストラに所属していて、この譜面台はそのグループの物です。元々、メンバーが不要な譜面台を寄贈したもので、買ってもいくらもしない物なのでしょうが、捨てるには忍びないので修理することにしました。

最初はプラスチックを接着して、FRPで補強してしまおうと考えていましたが、よく見るとこの破損箇所では無理そうです。そもそも、こういう力のかかる部分を弱いプラスチックで、しかもこんな細く作るのが間違いですね。完全に構造上のミスです。

そういうわけで、結局、木でこのパーツを作ることにしました。当初の予定より手間はかかるのですが、「修理する!」と言って持って帰ってきた手前、後には引けません。乗りかかった船です(笑)。

最初は、大きく取り除く部分はノコギリで切り、大まかに削っていきます。
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材はブナです。木目方向さえ気をつけて使えば、安いプラスチックより数段丈夫です。工作機械があれば、真鍮あたりで作りたいところですが、無いものは仕方ありません。いつもの机が削りカスでかなり汚れていますね。目標の大きさに近づいたら、注意深く削ります。

そして、ほぼ削り終わりました。
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最後に色を塗って、グルーガンで支柱に接着して完成です!
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遠目には、良く出来てます!(自画自賛)

しかし実は、穴あけと接着で失敗したので、若干傾いてます。しかも、作業に時間をかけたくなかったので、表面処理もテキトーです。それでも長くもってくれると良いのですが。

関連記事:
・ 自分で何でもやってみる
・ ブラインドの修理の仕方
・ 掃除機のヘッドの修理

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麹づくり

ここのところ、試しに麹(こうじ)を作っています。過去記事『身近に生えている野草』でも書きましたが、食品の安全に危機感を持ち始めたのがキッカケです。

麹は日本酒や味噌・醤油など、和食に欠かせない発酵食品を作るのに使われます。つまり麹は正真正銘の和食のベースです!

最初は日本のスーパーで買ってきた、乾燥麹を元に作りました。胞子になっている種麹を使わずに、別の麹を元に作る方法です。この方法は、「友麹」といいます。発酵させるのは意外に簡単でした。

麹作り

伝統的な手法で麹から作っている醸造所や味噌蔵では、まず出来た麹で甘酒を作って、麹の出来をチェックするのだそうです。美味しい甘酒ができれば、その麹でお酒や味噌を作っても美味しくなるのだそう。そこで私も、自分で作った麹で甘酒を作ってみました。

甘酒は無事に出来たのですが、最初の印象は変な表現だけど、

何かウソ臭い感じ?!

マズくはないし、そこそこの味がしているのだけど、「何かが違う」って思いました。甘酒を飲み慣れているわけではないので、その時は自分の印象に自信はなかったけれど、後から確信に繋がりました。

実は、市場に出ているほとんどの麹は、発酵菌が純粋培養されることにより、昔ながらの物ではなくなっているのだそうです。過去記事『種を自分で収穫する』でも触れた、「F1種子」と状況は似ています。

この本にその事が書いてありました。
そして、日本に帰った友人に玄米麹を持って来てもらいました。麹菌を蔵で自家採種しているメーカーのものです。
玄米麹

これで早速甘酒を作ってみたら、

ウソ臭くない味がしてます!美味しい!

感動しました。味の差は歴然としています。

次はこれを元に自分で麹を作ってみます。種麹作りも試してみたいです。

本当は、そういう良い物を気軽に買うことができれば良いのですけど、海外に住んでいる以上、なかなか思うようにはいきません。だから、そういうモノは自分で作ります。(^^)v

今後、この菌を絶やさないように頑張ってみます!継続力のない私が、どこまでできるか分かりませんが・・・ ^^;

これは、このテーマで次に読もうと思っている本です。


関連記事:
・ 自分で何でもやってみる
・ 種を自分で収穫する

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特殊な紙箱

仕切りで中が6個に分かれている箱です。一枚の紙から作っています。

ある意味、パズルや知恵の輪を解くような感覚で、こういう物を作ります。平面から3Dの形を作っていく過程がけっこう好きです。

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これは必要とする紙の大きさが半端じゃないので、ホームページでのプログラム化は難しそうです。

こんな本も参考にしています。私の持っているのは古いバージョンです。文字での説明はほとんど無くて、ひたすら箱の展開図が載っています。



付属のCDにデータも入っているのですが、設計がかなり甘いです。新しい版では良くなっているのかもしれません。でも、とりあえず紙に印刷して組み立ててみれば、どこがダメなのかも分かるので、一応データも使ってみています。

関連記事:
・ 小さい紙箱の製作プログラム

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プロフィール

Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

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