ドイツで自転車の盗難対策

ドイツでは自転車の盗難がすごく多いですよね。このブログの読者でも、自転車を盗まれことのある人は多いのではないでしょうか?実は私は、一度も自転車を盗まれたことがありません!自慢の強運です(笑)

なんとドイツでは、1日に約900台もの自転車が盗まれているのですよ!つまり、1年で32万台以上です。すごい数です!そのうち、持ち主の元に返ってくる自転車はたったの10%程度なのだとか。

盗まれ方も様々です。移動のために盗んで、自転車が乗り捨ててある場合もあれば、転売を目的とした組織的な犯罪もあります。

DSCF0609.jpg

■ もし自転車を盗まれてしまったら・・・
組織的な転売目的の盗難の場合は、あっという間に外国に自転車を持ち出されてしまう事が多いです。ですから、盗まれたと分かったら、素早く対処することが必要です。

警察に届けを出すのと同時に、盗難にあった自転車を専用のインターネットサイトに登録するのも手です。盗まれた自転車の特徴やフレーム番号など、必要な情報を入力します。あらかじめ、フレーム番号を控えておくことは大事ですね。

・ www.fahrrad-gestohlen.de
・ Radklau.org

上のサイトのうち、Radklau.orgの方は、自転車が盗まれていない段階でもデータを登録可能です。後で説明するFahrradpassと同様の盗難予防策としても使えます。

小さい町ならば、自転車を探している旨を、掲示板などに貼り出すのも役に立つでしょう。


■ 盗難を予防する
これだけ自転車の盗難が多いのですから、盗まれないように予防策を講じておくことは大事です。長くなりますが、予防策をまとめておきます!

1.頑丈な錠前を使う
錠は、硬く焼入れした特殊鋼を用いたものを購入しましょう。ABUSというメーカーがドイツでは有名です。お店では、自転車用の錠の種類が多くて迷ってしまいますが、自転車の購入価格の10%ぐらいが目安だそうです。

鎖のものとBügelと呼ばれるものがありますが、どちらが頑丈とは一概には言えません。どちらもピンからキリまであります。下の錠前がBügelタイプです。私が今使っている物はこのタイプです。幅が広めで、街灯に問題なく停められる物がおすすめです。



2.自転車を停める時は、移動できない物に固定
自転車にただ鍵をかけるだけでなく、錠前を駐輪用のパイプや街灯などに必ず固定するようにします。短時間の駐輪でも面倒臭がらずにしっかり停めましょう。パン屋さんでパンを買っている間に、店の前に停めた自転車が失くなっていた・・・というのはよく聞く話です。

3.錠は前輪・後輪だけにかけず、必ずフレームを通す
錠をフレームにかけるのは基本ですが、可能なら上の写真の様にフレームと車輪の両方に錠を通します。特に車軸がクイックレバー(Schnellspanner)式のものは、一瞬で車輪を外されてしまいますので、錠をかけておくべきです。前輪の方が後輪よりも外しやすいので、どちらかと言えば前輪が優先です。

私の自転車は、前輪・後輪とサドルにPitlockという物が付いていて、特殊なアタッチメントがないと外せない様になっています。これのお陰で、錠を車輪だけに通しても、自転車が盗まれる心配がほとんどありません。前の所有者が付けておいてくれたのですが、とても重宝しています。

4.自転車を停める場所にも気をつける
人通りのない寂しい所や、見通しの悪い所は避けましょう。盗む人にしてみれば、人目につかない所が都合が良いのは明らかです。自宅で駐輪する時も、なるべくなら地下室など、よその人が入れない場所に入れておきましょう。

また、駐輪する場所を適度に変えるのも良いことです。いつも同じ場所に停めている場合は、チェックされて狙われやすくなります。

5.自転車用認識コード(Fahrradcodierung)を発行してもらう
このコードは、自動車のナンバープレートの様な役割で、番号から持ち主の住所を割り出せる様になっています。コードはシール状のタイプと、フレームに番号を彫るタイプがあります。自転車販売店、警察、ADFCなどで、15ユーロ程度で発行してもらえます。

このコードが付いていると、転売が難しくなるので、それだけで自転車が盗まれにくくなるかもしれません。

6.自転車の情報を控えておく
自転車のフレーム番号(Rahmennummer)、認識コード(Fahrradcodierung)、メーカー、色やその他の特徴をFahrradpassに記入しておくと、自転車が失くなった時にすぐに対応できます。すぐに届けを出すことで、転売を防ぐ可能性が高まります。Fahrradpassは自転車屋販売店や警察、保険会社などで手に入れることができます。

私はまだ使ったことがないのですが、スマートフォン用のFahrradpassアプリというものもあります。このアプリで、上の情報の他に、自分の住所や自転車の写真などをまとめておけば、いざという時に簡単に届けを出すことができます。


以上です!いかがでしたか?
私は自転車を盗まれたら泣き寝入りするしかないのかと思っていましたが、調べてみたら意外に対策法が多いので、安心しましたよ〜

関連記事:
・ 自転車生活
・ Ortliebの自転車用バック
・ ERGONの自転車用グリップ
・ 自転車専用のルート検索

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

洪水の影響で電車がなくなった!

今日は所用でフランクフルト方面に来ています。

洪水(Hochwasser)が起こったのは、だいぶ前なのですが、未だに影響が残っています。DB(ドイツ鉄道)で東西間の移動をする人は、要注意です!

私が元々乗る予定だった電車は、なんと無くなっていました!消滅です!

ドイツのサービスはひどいですから、今さら驚きませんが、自分で動くしかないのが面倒です。

まず、洪水の影響を受けている路線でしたので怪しいなと思い、事前に私の電車がサイトで検索にかかるか調べたのですね。そしたらやはり電車が見つからないので、DBに電話しました。電話案内のお姉さんは親切で、窓口で代わりの電車に替えてくれると教えてくれました。替わりになる電車も調べてくれました。でも窓口に行ったら、もちろん軽く30分以上は待たされましたよ〜

DBの洪水関係の顧客サービスは、24時間無料のホットラインを開設することで終わっているのです(ちなみに番号は08000/99 66 33です)。予約した顧客に連絡などはしてくれません。

私の場合も、オンラインで予約したのに、一切連絡はありませんでした。正確には、今朝の7:35にメールが入りました。でも、そこから別の電車を探して乗り換えるって、すごくストレスな気がしますが・・・。

だから、ドイツはサービス砂漠なんて言われてしまうのです。

サービス天国の日本から来ると、本当にショックを受けますね。私も慣れるのに、ずいぶん時間がかかりました。

ちなみに今回影響を受けているルートは、
ベルリン − ハノーファー − ケルン/デュッセルドルフ
ミュンヘン − シュトゥットガルト − フランクフルト(アム・マイン) − ブラウンシュヴァイク − ベルリン
ベルリン − フランクフルト(アム・マイン) − カールスルーエ − インターラーケン
などです。

1時間とか大幅に走行時間が長くなっていたり、私の電車の様に、無くなっている事もあります。

また、ベルリン発のフランクフルト行きは、普段は上の階から出発していたのですが、ルート変更で、ほとんどが南に向かう地下の出発になっていますよ。変更が頻繁にあるので、直前に電光掲示板を見た方が良いです。

この期間に鉄道で移動をする方は、遅くとも出発の1日前には、一度調べてみることをお勧めします。

万が一、その電車にしか乗れない固定のチケットしか持っていなくても、電車が来なかったり、遅延して乗り換えができなかったような場合には、他の電車にも乗る事ができる様にはなります。その場合は、車掌さんに言って何とかしてもらうしかないです。

関連記事:
・ DB(ドイツ鉄道)オリジナルの腕時計
・ 旅行をするときに便利なサイト
・ 山手線とSバーン・リング

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

ドイツでの緊急事態への備え

先日、とあるところで、こんな冊子を見つけました。

連邦市民保護・災害救助庁(Bundesamt für Bevölkerungsschutz und Katastrophenhilfe)という所が発行している、「緊急時への備え」についての冊子です。

DSCF3412.jpg

50ページほどの小冊子なのですが、これがかなり興味深かったです!

日本の場合は、学校や会社で災害時のための避難訓練をするので、多くの人が災害時に取るべき行動を知っています。ただ、一般市民の避難訓練で想定しているのは、普通は地震と火事のみですよね。

この冊子では、ドイツが想定している緊急事態の種類が分かります。

自然災害では、地震はなくて、洪水と暴風雨。社会的災害(人災)では、火事の他、電気やガス、熱などのエネルギー系供給ライフラインの停止、果てはCBRN防護についても書かれています。

CBRNとは、化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)、核(Nuclear)の略で、この場合は、化学物質を運ぶ車両の事故や、工場や原子力発電での事故の他、はっきり明記はされていませんが、テロや戦争も含めた想定をしているとも言えます。

写真は、ドイツでは多い洪水時の対応についてのページ。
DSCF3414.jpg

食料やラジオなどの備えておくべき物のリストもあるし、書類やデータの保存についてまで書かれています。ドイツは書類ですべてが動く社会なので、必要書類がなくなったら本当に大変ですしね。

簡単な冊子ですが分かりやすく、ドイツでするべき対応は日本とは少し違うということも理解できました。万が一の事は起こらければよいのですが、こういう情報も頭に入れて、備えておくことは大事だなと思いました。

上の冊子はサイトからダウンロードもできます。英語版もあるはずです。

・ 連邦市民保護・災害救助庁(Bundesamt für Bevölkerungsschutz und Katastrophenhilfe)

また、緊急時は日本大使館からも、在独の日本人には必要な情報が出るはずです。

・ 在ドイツ日本国大使館 - Botschaft von Japan

関連記事:
・ サバイバル系の本

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

消費者保護センター

最近、身近で詐欺まがいの勧誘に引っかかりかけたドイツ人が居たり(「おめでとうございます!当選しました!!!」というもの)、ドイツでの悪徳商法の話をよく聞きました。傍で聞くと「普通はそういうのに引っかからないよ!」とも思うのですが、そういう業者は騙すテクニックに長けているのでしょう。

リンクはドイツの消費者保護センターです。
・ Verbraucherzentrale

何か困ったときに、基本的に有料ですが相談にのってもらえます。タダで相談してもらえるケースもあるようです。ドイツ人で助けてくれる人がそばに居るなら良いですが、いない場合とか、法的に難しい場合、対応に急がなければいけない場合が多いので、相談するのも良いかもしれません。

相談するならドイツ語能力はある程度必要だと思います。英語が使えるかどうかは分かりません。

ベルリンでは、Zooの駅前にあります。
・ Verbraucherzentrale Berlin

関連記事:
・ ドイツの詐欺 あの手この手1

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

≪Prev |

ブログ内検索
Index
プロフィール

Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

その他のサイト
人気記事リスト

ブログパーツ

ランキング


ブログランキングならblogram
月別アーカイブ
最新記事
最近のコメント
おすすめドイツ関連本