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オール電化住宅の罠

「オール電化」に関しては、ずっと前から書きたかったテーマです。

結論から言うと、私はオール電化には反対なのです。環境に優しいなんてウソだと思っています。これだけ書くと、極端な意見に聞こえるかもしれませんね。でも理由はいろいろとあるのです。


震災に弱い

オール電化というのは、調理・給湯・冷暖房の全てを電気でまかなうものです。違う言葉で言えば、電気のみに依存しているということです。

3月に東日本大震災がありましたね。ああいう状況で、例えば停電になったとき、ガスが通っていれば、暖をとったり、料理をしたりできます。ガスも止まっていたら、もし暖炉があれば、木を燃やして暖をとることができます。灯油ランプや石油ファンヒーターも使えます。

灯油ランプや石油ファンヒーターは、古くて格好悪いとか、火を使うから危ないとか、いろいろ意見はあるのでしょうが、私はいざという時の選択肢は多い方が良いと考えています。


原発がさらに建設される?

オール電化にして電気100%にするということは、今までガスや石油でまかなっていた分のエネルギーを電気で補うということです。今までガスで調理と給湯をしたり、石油ヒーターを使ったりしていたのが、電磁調理器や電気温水器、電気ヒータを使うことになります。

「では自然エネルギーで発電を・・・」と普通の人なら考えるでしょうが、震災前の国の方針は原発推進でした。

今は世論も厳しいので、さすがに原発推進とは言えないでしょうが、またほとぼりが冷めたころに、原発が建設されるかもしれません

国民の政治参加はやはり必要で、特に原発廃止に向けて、積極的に意見を言うべきでしょうね。私も政治は興味が無くて、疎すぎるのですが…。


「エネルギー効率が良い」というウソ

「オール電化」はエネルギー変換効率が良いと謳っていますが、これも本当ではありません。この変換効率はヒータやコンロを使うときに、電気を熱や運動に変換する際の効率であって、その電気を発電所でつくる時の効率は計算に含まれていません

発電時と送電時のロスはけっこう大きくて、家庭に届く電気は発電所で投入したエネルギーの35%ぐらいになっています。

それから、電気は基本的にエネルギーとして保存しておくことができません。ですから発電所は、その時の電気使用量に合わせて発電をしています。電池に貯めると効率がかなり悪くなります。

ガスなら、物理的に貯蔵できますし、ガス自体のエネルギー損失はありません。もちろん、ガス管や、その他の方法での供給でもエネルギーを使っていますが、電気ほど効率は悪くないと思います。

このようなロスも含めてエネルギー効率の比較をしないと、本当はまるで意味がありません

でも「電気とガスの本当のエネルギー効率は何%なのか?」という質問には、なかなか答えられません。実は、この計算はとんでもなく複雑なのです。一次エネルギーを取得する際のエネルギーや、輸送にかかるエネルギーも考慮に入れないといけないので、簡単には計算できません。驚くかもしれませんが、完全に計算している人は居ないはずです。

ドイツのエコ・インスティテュートでは、ある程度の資料を公開していますが、いずれにしても概算にです。いずれ、自分でもエネルギー効率を概算してみます。


電気はクリーン?

ここまで読めば分かると思いますが、電気をつくるには火力発電や原子力発電をしています。火力発電はCO2(二酸化炭素)を排出しますし、原子力は放射能汚染の危険性がありますね。原子力の場合は、今回の事故のように、近隣住民や周囲環境に莫大な被害を与える可能性がありますし、放射能汚染されたゴミを子孫に残すことになります。原発の環境に対する悪影響は、火力発電の比ではありません。

上のように、エネルギー効率も結局のところはそれほどでもありません。

そういう訳で、電気はクリーンなエネルギーではないでしょう。家庭で使用したときに排ガスが出ないだけです。


確かに、オール電化住宅にすると、ガスの基本使用料を払わないで済むので、安くなります。しかし、経済的なメリットに対し、その他のデメリットが多すぎるのではないでしょうか。

今回は主にガスと比較しましたが、実は私はガスが良いとも考えていません。本当は、エネルギーを得るにはたくさん選択肢があります。そういう話はまた次の機会に書きますね。

関連記事:
・ 電気自動車プロジェクト
・ 街の大きさ 2
・ 非電化製品

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Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

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