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美しき日本の残像

美しき日本の残像」という本を読みました。アレックス・カーというアメリカ人が書いた本です。

残しておきたい日本の風景が、どんどん無くなってしまっている現実について書かれています。とても考えさせられる本です。それから、古い日本の風景の描写がきれいです。それが失われていく憂いと共に書かれているので、寂しくなります。

私は東京で育ちましたが、子供の頃はまだ近所に、コウモリの住んでいる森のような庭があったり、火の見櫓が残っていたりしました。(私も確実に年を取りつつありますが、そんな昔の話でもありませんよ!)当然ながら、そんな風景は全て壊されてしまいました。

どんどん変化していく街に驚きつつも、馴染みの風景が無くなっていくのは、とても残念だったのを覚えています。とても共感できる本でした。

続編の「犬と鬼」は、もっと批判的です。これでもかと、日本の土建開発、官僚制度、教育システム、自然破壊に対する批判が続きます。日本の美しい風景が、景観に対する配慮の一切ない土木工事で、どんどん壊されていっていると書かれています。正直、読んでいて辛くなりました。でも、現実が書かれていると思います。真摯に受けとめるべき内容です。

原発もこういう体制の元に作られたのだなと、妙に納得する部分も多かったです。

ところで、最初に表紙の写真を見たときに、これが何か分からなかったのですが、本を途中まで読んでから気づきました。趣味の悪い合成写真なのかと思っていました。日本ではよく見る風景なのですが、白黒写真だと不自然さが強調されますね~

この本の書評を見ると、意見が真っ二つに分かれています。かなりキツいことを書いているからだと思います。日本の悪い部分を外国人に指摘されると、「なんだこのやろう!知りもしないクセに…」みたいな感じになるのでしょうね。

著者は、イマドキの日本人よりも、たくさん日本の伝統文化に触れているし、「美しき日本の残像」を読むと、著者が日本文化を心から愛しているのが伝わってきます。愛があるからこそ、言わずにはいられなかったのでしょう。

ところで、東京スカイツリーって、どうですか?私は、浅草の風景が台無しになっているのではと思い、今度帰ったときに見るのが怖いのですが。東京は他にも風景のミスマッチが多いから、もうどうでも良いレベルになっているのかな?

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コメント

まろ : 2011/07/01 (金) 18:38:05

12月に帰ったときに見たよ。
まろが見たのは建設途中で、100%の高さじゃなかったからか、
東京をよく知らないので、東京ってそんなものだと思っているからか、
特に何の違和感もなかった。
「前からあるよ」と言われても「あ、そう」ってレベル。

ノラ : 2011/07/02 (土) 02:32:19

コメントありがとう!
ここのところコメントは、まろと私の2人しか書いていない。
けっこう沢山の人が見にきてくれているのだけど。

> 「前からあるよ」と言われても「あ、そう」ってレベル。

そっか。そんなものか。
東京の景観はとっくに、メチャクチャだしね。
日本橋の上に高速道路作った時から、もう終わってたんだな。

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Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

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