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非電化製品

私たちの身の回りでは、ありとあらゆる電化製品が使われています。

電気というエネルギーは、熱や運動に簡単に変換できて便利なエネルギーです。電化製品は、何らかの形で電気エネルギーを別のエネルギー形態に変換しています。例えば、暖房や電気ポットは電気を熱に変えていますし、ミキサーや電動ドリルなどはモーターを使用して運動エネルギーに変換しています。

ところが、他の形態のエネルギーを電気エネルギーへ変換しようとした場合、変換効率がとても悪くなります。例えば、火力発電や水力発電のように、熱や運動エネルギーを使って発電する場合は、どうしてもロスが出てきます。

少し難しい話になりますが、「エネルギー変換」というのは電気・光・原子核・化学・機械・熱の6種類のエネルギーを相互に変換することを言います。電気・光・原子核は高質なエネルギーと呼ばれ、他のエネルギーに変換するのは簡単ですが、逆の変換は困難です。この分類では、熱は最も低質なエネルギーです。機械を動かした時や、明かりを点けた時など、変換しきれなかったエネルギーは熱として逃げます。

発明家の藤村靖之氏の書いた「愉しい非電化」という本があります。

この中で著者は「非電化製品」というものを勧めています。「非電化」というのは「電化されていない」「電気に頼らない」といった意味を持った著者による造語です。つまり、「非電化製品」は、高質で変換するには無駄が多いエネルギーである電気を使わずに、別の方法でエネルギーを変換して使う製品です。

この本を読むと色々な非電化製品の例があって楽しめます。特に著者が発明した非電化冷蔵庫は秀逸だと思います。天気が良く雲がない夜に気温が冷え込む、放射冷却と同じ原理を使って作っています。現在私たちは、冬には屋外が十分に寒くなるのに、わざわざ電気を使って冷蔵庫を動かして食品を冷やしていますよね。よくよく考えてみると、かなり馬鹿らしいことをしています。

あとは、振り子式の時計や足踏み式ミシンも非電化製品の一例です。非電化製品は、過去記事の『ちょうどよい大きさの技術』で出てきた「中間技術」に間違いありません。

「こういう製品をどういう形で利用していくのか」という話は、また別の機会に書いていきます。

関連記事:
・ 電気自動車プロジェクト
・ オール電化住宅の罠
・ ちょうどよい大きさの技術
・ 足踏み式ミシン

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コメント

あれー : 2011/11/10 (木) 01:54:18

わざわざ電気を使うのは、
エネルギーの伝送が簡単で安定しているという利点からですかね…。

そもそも送電に頼らずに、必要なエネルギーを自給自足する、若しくは自前で上手に熱交換して低質エネルギーのまま利用する…というのが非電化製品のポイントみたいですね。

自前でどこまで安定した低質エネルギーの利用ができるのか、
気になるところです。

ヘルブラウ : 2011/11/10 (木) 04:28:48

今晩わ~、ノラさん!、
非電化製品を使用するのは賢いですよねっ、
ミシンの足踏みは人にも適当な運動になりますものねっ、
てこの原理とかも、探すといろいろな非電化製品が見つかりそうでこれらをできるだけ利用して生活することを考えてみようとおもいました・・・

ノラ : 2011/11/12 (土) 17:51:28

> あれー

> わざわざ電気を使うのは、
> エネルギーの伝送が簡単で安定しているという利点からですかね…。

そうだと思います。ただ、熱は断熱すればけっこう効率よく輸送できるそうです。
ドイツだと、排熱を暖房として再利用もされています。
これは、規模も大きくてかなり安定しています。

感覚的には、日本はヨーロッパよりも電気への依存度が高い気がしています。

小規模でエネルギーを取得しようとすればするほど、どうしても供給が不安定になるのだけど、
それも工夫次第で、ある程度ストレスのないレベルまで持っていくことができます。


> ヘルブラウさん

ありがとうございます!
非電化製品を使うのなら、楽しんでできる範囲で留めておくのがポイントだと思います。
家の中の縫い物だけだったら足踏みミシンで十分だけど、それ以上やろうとすると疲れますからね~

ソーラークッカーなども、子供たちに原理を説明しながらワイワイと料理を作るなら楽しそうですが、時間に追われる日々の生活では使いにくいだろうなと思います。

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ドイツ・ベルリンに在住。
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