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ユダヤ人の「最後の道」イベント

ベルリンを歩いていると、あちこちで芸術作品のようなオブジェをみかけます。

大抵は、一見、訳が分からないモノなのですね(笑)。だからあまりよく見ずに、通り過ぎてしまいがちです。

MoabitのLevetzowstraßeにあるこのモニュメントもそうです。
モニュメント

一見、何なのか分かりません。子供たちがこの上で遊んでいたりもします。私も何度も通っていたのに、最近までよく見もせずに通り過ぎてしまっていました。

しかし、この場所は、その昔ユダヤの教会であるシナゴーグがあった場所なのです。ユダヤ人が迫害された当時、まずはここにあったシナゴーグにユダヤ人が収容されました。その後、現在のWesthafen駅付近にあった貨物駅から、アウシュビッツなどの強制収容所に送られたのです。

このモニュメントはそれを表現しています。上の写真も、ユダヤ人が紐で縛られて、貨物列車に乗り込まされているところです。よく見ると、一人ひとりに番号もつけられています。

列車の中はこんな感じです。
モニュメント

押し込められて、運ばれていく様子が分かります。実際に見てみると、列車に閉じ込められた重苦しさがよく表現されています。

ユダヤ人が貨物駅から送り出されたときの日付と行き先の一覧が、鉄板に刻まれています。
強制収容所への搬送リスト

今、10月18日から11月9日の間、この出来事を忘れ去られないようにするためのイベントIhr letzter Weg(彼らの最後の道)が行われていて、Moabit内で様々な展示やイベントが催されているそうです。下のページに詳しい情報が書かれています。

・ Ihr letzter Weg

現在、このシナゴーグから貨物駅までユダヤ人が歩かされた道には、歩道上に印がつけられています。インターネット上でも、地図でその道のりを見ることができます。

これを見ると、StromstraßeやPerleberger Straßeなどの大きな道を避け、ジグザグに歩いていったことが分かります。おそらく、ユダヤ人の搬送を目立たないようにするためだったのでしょう。

この地図を見て初めて、ユダヤ人が列車に乗せられた場所は、Westhafen駅のすぐ傍ではなく、Wedding駅方面(東方向)に少し行った所だった事を知りました。Putlitz Brücke上に記念碑があるし、貨物駅の名残が地図の西側にあるMoabiter Stadtgartenに残っているので、そこだと思っていました。

でも、そもそも貨物駅というのは、いくつかの駅の集合体のようなもので、かなり広い場所を取ったものなのですね。Gleisdreieckの鉄道跡地も、かなり広いことを思い出しました。

それから、Ellen-Epstein-Straßeという通りは、5年ぐらい前にできた新しい通りです。以前はドイツ鉄道の敷地でしたが、都市開発プロジェクトがあって、新しい道になりました。この地図を見ると変な感じがしますが、当時は貨物駅が現在の道路のあたりにあったのだそうです。

今年は「Zerstörte Vielfalt(破壊された多様性)」というテーマで、1933〜1945年の歴史を振り返るイベントがベルリンのあちこちで開かれています。
themenjahr.gif

今、歴史博物館でもこのテーマで、無料の展示がされています。私も行きましたが、なかなか良かったですよ。

11月10日まで展示されているそうなので、興味のある方はぜひどうぞ!

関連記事:
・ ベルリン 鉄道跡地の公園3

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Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

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