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環境ゾーン

少し遅れた時事ネタです。

今年の1月から、ドイツの4つの街(ベルリン・ハノーファー・ドルトムント・ケルン)で、排気ガス規制区域の導入が始まりました。この規制区域は通称、環境ゾーン(Umweltzone)と言います。この規制は、排気ガスに応じて赤・黄・青のステッカーを貼った車以外は、この環境ゾーンに乗り入れてはいけないというものです。

これが環境ゾーンの標識です。

Umweltzone

この規制は、CO2ではなく、車から出る浮遊粒子状物質(人体に有害と言われている直径10μm以下の塵)を防止するのが目的です。この塵は主にディーゼルエンジンから出るので、ディーゼル車に対する規制が厳しくなっています。

日本語の記事では、環境大国として褒めている記事の方が多いのでしょうか?実はドイツ国内では、この制度自体を疑問視している声も多く、議論が繰り広げられています。

そもそも、情けないと思ってしまったのは、ババーン!と施行すると言ったものの、かなりギリギリまでオールドタイマーは規制の対象なのかとか、細かい決定がされてなかったこと。終いには、「取締りは一体誰がするのか?」とかもめてるお粗末さ。

これもドイツらしいですけどね・・・。

まあとにかく、規制自体に意味がないという意見も多いわけです。思い出せる限りでは、こんな意見があったでしょうか。

・ 浮遊粒子状物質はかなりの距離を飛んで行くので、街中だけ除外しても意味がない
・ 街に入れず遠回りして目的地に向かう車があるので、却って塵の全体量が多くなる
・ ディーゼル車を仕事で必要としている個人手工業者への経済的ダメージが大きい
・ ステッカー発行のための事務手続きや標識の設置などへのコストが相当かかっているのに、環境への好影響がそれ程期待できない
・ そもそも、車の排気から出る塵は多くはなく、ローソクの炎が出す塵の量の方が多い(!)

そういや、実はコピー機やレーザープリンターから放出されるトナーの塵も結構多いらしいですよね~

私は個人的には、古い車に乗り続けるよりも、買い替えをさせて車の製造で資源とエネルギーを使う方がよっぽど環境に悪影響じゃないのかなぁ・・・と思っています。でも環境問題では、大抵考慮すべき論点がたくさんあって、スパッと「どれが環境に良い!」と言い切れないのが難しいですね。

ところで、他の街では、大きな町であるベルリンでこの規制がどう導入されるか様子を見ていたようです。その結果、実施を止める方向で進めている町も・・・。

これが環境大国の実態です・・・。

関連記事:
・ 保護緑地!

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Author: ノラ
ドイツ・ベルリンに在住。
ドイツで見つけたモノについて書いていたブログですが、雑多な情報に変わってきました。広範囲だけれど、ときにマニアックな話も混ざります。

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